休むことにネガティブになる必要はない【徹底的に何もしない薦め】 

秒針月歩の目まぐるしい世の中、ちょっとでも遅れを取ると、どんどん世の中から遅れてしまうという不安があります。

普段から、休日でも何かと用事があり、休めるようで休めていない時間を過ごすことってあると思います。

止まらずに頑張り続けることは精神にとってものすごくデメリットを生みます。

精神科で勤務している時の患者さんの話を聞いていても、無理をしすぎてしまい、時には心を病み、自ら命を落とすようなことさえあります。

蓄積した疲労は絶対に侮ってはいけないと思います。

自分自身も徹底的にやりすぎたことでかなり追い詰められた時期がありました。

そういう傾向にある人がいたら是非この記事を読んでみて下さい。

休息について深堀りして理解しておき、自分の意志で積極的に休息を取るのは本当に大切だと感じています。

同じ労力でもしっかり休息しておけば結果が違います。

全力で休むということについてまとめてみました。

是非、高い目標がある人ほど、休息について考えて、回復量の多い時間を過ごして貰えたらと思います。

休むことにネガティブになる必要はない【徹底的に何もしない】

本来人間は、ほっておいてもホメオスタシス(恒常性)で心身的に回復するようにできているものです。

ファスティング(断食)も「適度に食べない時間を作ることが体にいい」という引き算の考え方です。

心理科の時に習った、森田療法という心理療法でも「絶対臥褥(ぜったいがじょく)といって1週間ほど「一切何もしない。気晴らしすらしない」という治療法があります。

治療においては、人との会話すら基本は禁止という徹底ぶりです。

人間本来の力を引き出すべく、心理的に疲れた人の最終段階付近が「何もしない」ということを知っていると、見えてくるものがあると思います。

「徹底的に何もしない」と言いつつ実際はものすごくネガティブなことを考えて過ごし疲弊している。

疲れている時ってものすごく辛いことや暗いことを考えている事が多いと思います。

ネガティブなことを考えている時は一番エネルギーを持っていかれるので、何もしていなくても、ものすごく疲れてしまうと思ったほうがいいと思います。

そんな時にすごく効果があるのが瞑想です。

瞑想をすることで、考えを今に集中して、考えをリセットして過ごすといいと思います。

大切なのは休むという時に何もしないと言うことです。

完全にスイッチを切ります。

携帯も、テレビもすべてオフにして、ただ静かに過ごすことが大切です。

ついつい思わず携帯を触ってしまったりします。

最高の休息を目指すなら暇をつぶす好意すら完全になしにするといいと思います。

積極的にここまで徹底して休息の時間を過ごすことって実際はないと思います。

究極に疲れている時にぜひやってみて下さい。

余裕がないところに余裕ができて新しい観点が見るかる場合もあるかと思います。

【徹底的に何もしない】成功者ほど休んでいる

人の100倍も稼ぐような人達が世の中にいます。

効率性をとことんまで追求しています。

そんなに稼ぐならさぞ忙しいんだろうな。

と思っていましたが、実際秘書業務などしていた時期もありますが、かなり暇な時間が多かったように思います。

そういう時間を休息に当てて、全力で休んでいる姿を数々見てきました。

そこで自分が如何に主体的に行動できていなくて、休むことすらできていなかったんだなということに気がつきました。

まずは休んでコンディションを整えることがやりたいことをやるのに一番近道だと感じました。

焦る必要なまったくないということです。

もう少し元気な時は自然豊かな公園を散歩すると回復する(遠出はしない)

メンタルもこじらす前に疲れにくい精神状態を作ることが大切です。

「歩くこと」と「自然に触れること」で癒やされます。

創造性、インスピレーションにもいい影響が出ますし、クリエイティブな思考をめぐさせることができます。

暇だなと思った時に、自然に触れることができるような場所を散歩するというのは、いい効果があると思います。

更に元気なうちに筋トレをする

自分を変えたいと思うなら間違いなく体を鍛えることを薦めます。

観点は幸福度を上げるという視点です。

スポーツができるようになるとかそういうことを目指すわけではなく、幸福度や健康度を上げることが目的です。

健康的な体には健康的な精神がやどります。

気持ちに余裕があるうちに根本的に悩まない思考回路を身につけるといいと思います。

筋トレをすると脳内物質から変化をもたらすと思っています。

根本的な思考にいい影響を与えます。

そもそも基本はやりたいことしかやらない

やりたくないことはやらないでもいいと思います。

捨てる、辞めるということは、勇気の必要なことですが、業務の中でも無駄なことは減らしていきたいものです。

観点を変えれるというのも大切なことだと思います。

マイナスな出来事と思っているだけで、別にマイナスではないというのが答えなんだと思います。

マイナスだと思っていることは、深堀りして新しい観点を見つけるために存在していると感じるようになりました。

答えが出るまで考えると、自分が全然気づいていなかった新しい答えが出てくることがあるからとても楽しいです。

ネガティブになりたくてもなれないという記事を書きましたが、上記作業を続けて視野を広げていくと、まさにそのとおりだと思います。

まとめ

  1. 何もしない。瞑想する
  2. 公園や自然のあるところを散歩
  3. 筋トレ
  4. 失敗を見つめ直しポジティブな答えが出るまで考える

本当に疲れてしまった時に一番深く回復させる力があるのが「何もせず、静かに時間を過ごす」という選択肢だと感じます。

精神科を受診してみようと考えている人は一回こちらの記事を読んでみてください。

日本は世界的に見ても物質的に充分に豊かな世界に住んでいるのにも関わらず、その恩恵を受けることなく「何かしないといけない」という思い込みが強いので捨て去るといいと思います。

暮らしは便利になり平和そのものです。

しかし、何かしないといけないという発想自体が作られたものです。

本当に大切なものはシンプルです。

  • 健康な体
  • 健康な考え方、人間力
  • ゆとりある時間

後はどうにでもなるものですし、例えば物質的なところをとことん追求したところで、やがては対した価値がないのかなと思います。

何かしないといけないというのは思い込みです。

今かなり疲れているなら全力でゆっくりした時間を過ごしてみてください。

うまく行っていない時ことまずはリセットしましょう。

リセットした後から自己を見つめて掃除することもはじめて土台を積み上げて行きましょう。

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