他県から大阪にきて10年ほどお世話になり 、大阪がとても好きになりました。
今は大阪を去りましたが「第2の故郷」となっています。
大阪に慣れてきてからは
自分自身も、
- 「飲み屋で打ち解けて知らない人と全力で仲良くなる」
というテンプレートをずっとやって大阪を堪能してきました。
面識のない色んな人に会えたことが財産となっています。
大都会なのに人の距離も近い「人情の街というイメージは間違いない」と思います。
ただ、大阪に来て最初の3年間は若さもあり、とても辛かったです。
そもそも大阪に限らずだと思いますが、
若い頃一人で大阪にでてきて、右も左も分からずに「全く理解できないことだらけ」の中で一つ一ついろいろなことを教えていただき、成長させていただきました。
この記事は、昔の自分のように
「他県」から来て
「大阪の方と触れる機会がある」という方に向けて、
自分なりに感じたことについてお伝えできればと思います。
ちなみに当然、これは自分が感じただけで、みんながみんなそうかと言うと一切そうではありません。
当てはまらないケースのほうが多いかもしれません。
一括にできるはずはないので
あくまでこんなこと言ってる人もいたな程度にしていただくと嬉しいです。
【大阪の人が怖いと感じる】大阪と他県との違いを感じた事
大阪の方には自分自身、やはり怖いイメージがありました。
しかしよーく観察していくと気づいた事があったのですが
それがこの記事の結論なんですが、
- 結論は「優しさの文化が場所によって違ってくるということ」です。
大阪の優しさは「悪いところを真っ直ぐに指摘する」傾向があるなと感じました。
今もそうですが若い頃の自分は欠点だらけでたくさん指導いただいたおかげで成長できたと感謝しています。
ただ大阪弁で真っ直ぐに悪い部分を伝える方を見た時は
「少し怖いと感じる人がいるかも知れないな」と感じています。
自分も最初「なんてひどいんだ」と感じたことがありました。
自分の実力不足もひどかったので余計ですが、いっぱいいっぱいでした。
しかし厳しさの中には優しさがあります。
「優しさの違いがある」ことが予め分かったら
きっと大阪という場所がスムーズに「親しみやすく好きになりやすい」かなと思います。
逆に、大阪の方が他県に行く場合は
- 「逆に優しさの文化に違いがあるのかもしれない」と認識されるのもいいかなと思います。
悪いところはっきり言うのは優しさ。だけど、なるべく傷つけないようにしようも優しさ
従来の自分の優しさのイメージとは
- なるべく傷つけないようにしよう
ということを優しさとして全力コミットしていました。
- 「悪いところはなるべくオブラートに包む」というのが優しさ
と思っていました。
環境の違いから来るところも多いかも知れませんが、
- なるべく傷つけるようなことは言わないようにオブラートに包みながら傷つかないように指摘する
- なるべく悪いところは指摘する
ここの優先順位が違うように感じました。
田舎の方ですと、例えば
「もし悪い面を指摘して、嫌な気にさせてしまったら近所付き合いやっていけなくなる」
と言うようなこともあると思います。
なので都会と田舎の違いという面もあるかもしれません。
もちろんビジネスにおいて悪いところを指摘していくというのは当たり前の部分だと思いますが、
「なるべく傷つけないようにしよう」というより
「ちゃんと指摘しようという濃度が濃い」という印象を受けました。
最後に:裏表がないからめっちゃ付き合いやすい
逆に言うと「思ったことをまっすぐに投げてくれるのでわかりやすいな」と感じます。
はっきり表現できるというところは見習いたい部分だなと思ったので、
大阪に出てから、ちゃんと自分を表現するようになりました。
殻を破った自分に会えたのは間違いありません。
なるべく裏表がないようにまっすぐ届く表現力と透明感を大切にしたいと思っています。
優しさについての話ですので、大阪に限った話ではないですが、
優しさという言葉の幅について考えるきっかけになり、優しさとして取れる量が増えて心が傷つくことが少なくなれば嬉しいなと思います。