以前から散々、プロスペクト理論という理論で
「人は損することのほうが2倍以上印象に残る」という人間の本能について記載させていただいています。
実際このブログの中でも散々失敗との向き合い方について取り上げ記載させていただいています。
どれだけ丁寧に扱っても、まだまだ不十分なくらいで、失敗との向き合い方は丁寧に扱いたいと思っています。
自分自身もある一定を超える喪失経験の場合やはり感情に支配される瞬間があると感じます。
「マイナスな感情との付き合い方はできているようでできていない奥深いもの」だと思います。
「普段は穏やかでも、窮地に追い詰められた時が踏ん張り時で勝負のタイミング」になってきます。
如何にして失敗と向き合うのか散々あらゆる角度から考えてきて、
認知療法的なアプローチで自分や周りを癒やせてこれたと自負もしますけど、
まだまだ不十分と感じています。
今回、新しく発見できた部分があったので
更にマイナスなイメージとの付き合い方について追加して深めていけたらなと思います。
過去の失敗の経験の再体験をやめる。失ったものを数えない。
今回扱いたいメインの部分は
- 癖で、ふと何気ない瞬間に「過去の失敗の経験を思い出す人」ってどれだけいるでしょうか。
ここについて触れていきたいと思います。
この「過去の失敗の経験を握りしめている癖」が、
「マイナスな結果を引き寄せている状態」となっています。
順を追って記載したいと思います。
自分なりの失敗との向き合い方のプロセスまとめ
失敗と向き合う時に順番があると思っていて、意識したほうが良いこととして
- 「失敗は悪いものではない」と理解しておくこと(失敗100=成功なので成功の種と言いかえることができる)
- 失敗を受け入れる(改善策を出すだけではだめで失敗を感情的に受け入れるということが必須)
- 失敗をそのままにせずに改善策を見つける(具体的に次に活かすためどうするのか考える)
- 過去の失敗の経験、失ったものを握りしめる癖を捨てること(断舎離しておかないと、経験を重ねていくと苦しくなっていく)
今回はこの4つ目の部分について深堀りしたいと思います。
過去の失敗の経験、失ったものを握りしめる癖を捨てること(断舎離しておかないと、経験を重ねていくと苦しくなっていく)
人は多くの喪失体験をして生きていくものです。
大なり小なり失敗の経験はあります。
大いに失敗から学び反省して次に活かすと良いと思います。
しかし、学びきったら綺麗サッパリ捨てるということを意識して行うようにしたほうが良いなと強く感じました。
自分の中では「捨てなければならないものだ」と理解しておいたほうが良いなと感じています。
例えば、70歳の方に「今までで一番つらかった経験を話してください」というインタビューをしたとします。
ある70歳の方はインタビューでこう答えました。
「辛かったことを覚えていても、良くないことを知っているから、、辛かったことは綺麗サッパリ忘れてしまっているよ。良かったことばかり思い出すなぁ。」
こういう感覚でいることが何より大事だと身を持って感じています。
何度も心のなかで失敗を再体験するような癖になってしまわないように注意したほうが良いです。
辛かった失敗体験を思い出すことは、悪いガスでも充満していくようなものなので、
きっぱり、スッキリ、ばっさり断捨離すべきだと思います。
失った物にとらわれて握りしめておくと悪い方に向かうと理解しておくこと
投資をしているのですが、「損切りというのが奥義にして最高に難しい部分」となってきます。
例えば継続してお金を稼ぐために損切りが必須で
1000円が800円になる瞬間に立ち会わないと、絶対にお金を稼ぎ続けるのは困難です。
- 改善策をいくら出しても、感情的になっていては実行できないので受け入れるということが大切だと前回の記事で記載しました。
さらに深堀りして大切なことは、
- 失敗の経験から学んだら「失敗の経験を綺麗に捨てていく」ことです。
投資の場合、失敗を受け入れる+過去の失敗の感情にとらわれない忘れる力を会得して初めて期待値の世界に向かえる
投資の世界ではマイナスの感情を握りしめるデメリットがダイレクトに出ます。
多分あらゆることをやっても出ると思います。
投機で勝つには
- 相場に合わせて勝てるロジックを坦々をこなす力をつけること
が大切です。
しかし基本は必ず損切りをしないといけない瞬間に立ち会います。
そんな時に
- 取り戻したい。悔しい。という感情を握りしめていくとドツボにはまります。
このことから、とにかく負の感情との付き合い方をマスターしておく必要があり、ここが相場攻略最大の困難の一つになっていると思います。
もちろん人生でも同じことが言えます。
失敗の経験を丁寧に捨てていくことが必要だと頭で深く理解できることが大事だと思います。
歳を重ねると過去の失敗の経験が新しい意欲を奪っていく
これ以上チャレンジしたくないと思ってしまうのは
失敗を数える自分を自分で知っているからなんだと思います。
握りしめるのはものすごくしんどいことです。
ただ癖になっているだけなので、とらわれずに捨て去りましょう。
自我という網目に引っかかっている失敗という経験を、すっと手放すだけで、
勝手に消えていき過去から開放されると思います。
思い出したときもとらわれず、捨てるという意思を持って過ごしたら自然と楽になっていく経験をしました。
過去を握りしめているのは自分自身です。
特に自分と同じく男性は弱いので過去に縛られることが多いのかも知れませんね。
過去の女性を思い出したりするといいますもんね。
でもその感情を持っておくと、マイナスバイアスが掛かってしまいます。
とにかく苦しかった失敗の経験を味わうことなく捨て去りましょう。
まとめ:意識の衣で感情を常に包み込むイメージ
感情は、力そのものだと思っています。
意識の力でコントロールする必要があると思います。
- 感情を論理で守る
マイナスの体験からは最高の出汁が取れます。
しかし、だしが取れたら、ちゃんと捨てましょう。
せっかくの味がだめになってしまいます。
なかなか、失敗の経験を捨てれないという方もいるかも知れませんが、
- 捨てなければならないことを知っておくこと
これに尽きると思います。
捨てなかったらどうなってしまうかわかったら捨てたほうが良いとなるに決まっているからです。
失敗を恐れずと言っても、失敗は怖いものです。
だからこそ、コアラが毒のある草をむしゃむしゃ食べれるように
失敗という毒を濾過できる機能を少しずつでも良いので強化して、意識的な人生を歩いていけるようになりたいと思います。
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