投資(投機)をしていて
人生レベルでも「最も重要な事だな」
と思うことに気づきましたので、書いていきたいと思います。
「人は、2倍3倍ほど 失敗を成功よりも印象として残してしまうものなんだ」
という理解を深めることです。
ものすごく重要なテーマだと改めて感じました。
まずプロスペクト理論とは
- 成功した体験よりも失敗の方に感情が向いてしまうことを「プロスペクト理論」と言います。
本能が失敗や損について反応するようにできています。
まず結論ですが、
「プロスペクト理論」を超越した先に
「幸せというものが待っていたり、相場での勝ちが待っている」
と強く感じるようになりました。
ポジティブとは【プロスペクト理論をコントロールして人生をコントロールしていると言える】と感じました。
※人はどんな状況下においても実はめちゃくちゃ頑張っている場合が多いと思います。
本能として「失敗の部分だけ成功よりも2倍以上気にしてしまう」ので
人は「常に満たされない気持ち」になります。
でも朗報で実際は
「認識できていないだけで、行動した結果、2倍以上、失敗した分よりも得ている状態になっている事が多い」と思います。
認識できてないだけです。
しかし、目標が高く完璧主義な人ほど、【行動して得たことを認識できません。】
「自分はまだまだだめだ。」
ということにバイアスがかかってしまい、
「結果的に良いところを見ることができなくなってしまうことが多い」と思います。
「なんであんな完璧な人が自殺するんだ」というのが今回伝えたいことの極端な例です。
なので、完璧主義な人ほど、プロスペクト理論の罠について理解しておかないと
いつかストイックになってしまった自分に食い殺され兼ねない危険さをはらんでいると思います。
失ったものを数えるような時は、あっという間にすべてを失ってしまいます。
心のあり方の話ですので、心を乱すと崩壊してしまうと思います。
「失ったものよりも得たものを感じれる心を育てることの大切さ」について触れたいと思います。
現実逃避をしてほしいというわけではなく
「失敗した段階で失敗よりも多いリターンを認識して持ち帰れるハッピーな人間になること」ということが大切だと思います。
「常に失敗よりも、ちゃんと得ているんだ。と言う事実」を認識できるようになっておくとすごく楽に生きれるんじゃないか。
ということを感じます。
今回、プロスペクト理論から開放されることの重要さについて深堀りできたら嬉しく思います。
【プロスペクト理論】から開放されると人生うまく行き相場でも勝てる
なぜこの事に自分でも気づいたのかという具体的な例について紹介したいと思います。
投機で勝つというのは
- 繰り返し損切りを前提に、期待値の高いことをし続けることで安定した勝ちを収める
のが投機の本質だと感じています。
言い換えれますと
- 失うことと良好なお付き合いをしなければ絶対に勝ち続けれない
という世界でもあります。
- 喪失と仲良くならないと生き残れないゲームです。
喪失と仲良くなるのって、とてもむずかしいので相場で飯を食うことは簡単ではありません。
とても上手に利益を上げて、とても上手に損切りして「利益が残っていた」けど、感覚としては「悔しくてしかたなかった部分だけが残っていた。」
今回のことに気づいた経験をお話しますと、
- 朝からトレードしてうまくいき、上手な利食いができて利益がでました。
- そして、その後のトレードで損切りをしたんですが、
- とても上手に損切りをする事ができました。
- 利益はまだ残っています。
- 利益は最大値より減ってしまいました。
・・・ナイストレードです。
この手順を繰り返せば、生き残れるトレードです。
でも、上手な損切りができて、利益が多少減ってしまった時に、
まだプラスなのに、
- めっちゃ負けたような感覚ですごく悔しい感情に支配されていました。
「利益があったことなど忘れ、マイナスになってしまった部分だけをピックアップしている感情になっていることに気づきました。」
しかも今回は、上手に損切りできたにも関わらずです。
もし上手じゃない損切りになっていたら果たしてどんな心境だったのかなと思います。
もっとイラッとすると思います。
イラッとしてここからコントロールを失った場合は
【終わりの始まり】です。
【無理なトレードを乱射して、受け入れるとは程遠い散財してすべてを失っていく】
という経験を投機家になる方は必ずと言っていいほどしていると思います。
自分を責めなくていい。人間だもの(プロスペクト理論を感じるようにできている)
まずは、知識として
- 人は基本的に3倍失敗の方に目を向けてしまう生き物なんだと知ること
逆に言えば、この部分には「いやし効果があると考えます。」
- 「ネガティブなのかな自分ではなく、人間が持つ本能だということです。」
ネガティブになっている時、
悪いのは自分ではなく
【基本はそうやってマイナスに3倍ほど考える生き物なんだ】と言う理解を持つということです。
過去の失敗ばかりを思い出し、恥ずかしい気持ちを再体験したり、できなかったことばかりを思い出すことって誰しもあるということです。
どんな言葉も癒やしの効果がない時ってあるかと思います。
これは、【自分が悪いのではなく、人間である以上の本能なんだ】という理解が大切です。
なので、
誰しもが3倍失敗に目を向けるようにできている。
ということをまず知るだけでも、ほんの少しは楽になると感じます。
改善策を考える前に、気持ちが沈んだ自分を認識して【受け入れる】という過程を必ず大切にする。
なんでもそうかと思いますが失敗して「改善策を考えても実行に移せないもの」です。
人は「頭でわかってても、できないもの」です。
感情が入っている場合、冷静にトレードできません。
- 失敗したら改善しなきゃいけない
と言って改善策を答えが出るまで考えていました。
しかしその前にまずは、【改善策を出す】というより
- 失敗したという感覚を【受け入れる】という時間が必要不可欠です。
でないとずっと失敗し続ける過程になってしまい、過程がとても辛い時間になってしまいます。
改善策を見出す前に【受け入れる時間が必須だ】ということについて、無視しては行けないと思います。
メタ認知という言葉がありますが、客観的に自分を見るのは難しいです。
3倍失敗ばかりに目が行く状態になっているんだと思います。
実際はやはり行動した人間が勝つ
しかし実際は、その逆で、【失敗ばかりに目が行きます】が、
実際は、失敗よりも【何倍も得ている状態なんだ】
ということについて気づいていないんだと思います。
【プロスペクト理論によって】です。
失敗から学ぼうと言う意識をもって失敗について深く考えれば考えるほど、
失敗した量より得た量のほうが多くなっているものなんだと思います。
- 行動した人間が勝つ
と言われるのは
実際は行動して失敗した状態というのは、実際は認識するのがとても難しいですが
【得ていることのほうが多い状態】
ということなんだと思います。
「人生はゲーム」という完全に超越した視点を持つとプロスペクト理論が薄まる。
ものすごく成功している友人はよく人生はゲームと言います。
失敗に対して恐れるものはないと言います。
楽しんだものが勝つといいます。
この感覚こそが一流と超一流を分ける差であり、人生を楽しむための鍵なんだと思います。
失ったものを数えてしまう、許容量を超えた時は、まずは受け入れないとどんなに豊かであってもプロスペクト理論の餌食になると思います。
人生でも相場でも必須なこと3点
プロスペクト理論優位に失ったものを数えるようなマイナスの感情に支配されたら
【受け入れる過程】が必要不可欠です
- 瞑想を行いリセットをする
- 運動をしてリセットをする
- 時間をおいてリセットする
0を作ることが生き残るために大切です。
プロでやるためには、間を置くことが大切です。
【損しないこと、負けないこと、生き残ることが大切】と言われる理由です。
まとめ
- 自分が3倍失敗にばかり気を取られている状態なんだといち早く自覚すること
- 受け入れるという手順が必要不可欠であるということ
- 実際は失っているよりも得たものがたくさんあるけど、認識できていない状態なので気づくこと
- 認識できるようになれば幸せの量が失敗より増えハッピーな気持ちになっていくサイクルが出来上がるということ
できていることをフラットに認識する癖をつけていくことが大切だと思います。
行動すればリターンのほうが遥かに多くなっているものだと思います。
本能が3倍失敗ばかりに目をやってしまう習性があるだけで、
実際の景色は
実は自分はたくさんのことを得ているもっともっと素晴らしいものなんだと思います。
プロスペクト理論のせいで認識することが難しいだけだと思います。
実際は人はみな「失ってきたよりも得ていることのほうがはるかに多いんだ」と思います。
なので「行動したものが勝つ」ということなんだと身にしみてわかりますし、
そもそも、人間はマイナスなことばかり考える生き物なんだと言う部分を理解できれば、
いまネガティブになっていることも受け入れやすくなると思います。
その上で、自分の長所に目を向けて自分の良さに気づいたり、得てきたことに目を向けることだったり
単に失敗ばかりに目を向けて足を取られる必要はなく
- 見落としている得たことに目を向ける癖付けをすればやがてプロスペクト理論から開放されていくと思います。
今何も長所がないと思っていても、
こんな最悪な状況なのに必死に最悪を撒き散らさないように精一杯耐えているじゃないかという素晴らしい面に気づいたりもします。
一朝一夕ではなく日々、筋トレのようにプラスな方向に目をやっていく癖付けが、後々の自分を作っていくと思います。
プロスペクト理論とのお付き合いは
「結果を出す人間の思考の最もベースになると信じています」ので、
失った部分ばかりでなく得たものにもっと目を向ける癖付けをしていきたいと思いますし、
自分だけでなく「失敗に目が向いてしまっている状態の方」がいたら、
「あなたが悪いのではなく人間本来の備わりなんだ」
ということが一番書きたかったことです
失敗の感情から少しでも距離がうまれるきっかけになったらとても嬉しく思います。
そして自分自身更にこのプロスペクト理論については深堀りしたいと思います。
最終的にはプロスペクト理論を超越した倫理観などを持てたら最強なのだと思いますがそれについては日々考え続けたいと思います。
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