自分はまだまだ修行が足りていないので、未だに「舞空術で空を飛ぶこと」もできていません。
自分の中では数あるアニメの中で、やはり「ヒーロー」と言えば、「孫悟空」です。
他のアニメもたくさん見て大好きですが、
ドラゴンボールというのは「自分に近いところにありすぎるアニメ」
というような位置づけです。
「知っていることが当たり前」という世界観で思っているので、
「ドラゴンボールのストーリーを知らない若者」に出会うと、
作者の鳥山さん風の「目ン玉が飛び出るリアクション」になりそうになります。
そして見ることを懇願したくなります。
なのでこの記事を見つけ読んでいただいた方がいたら、
「見たことない人なら、ぜひともアニメを見ていただきたい」という気持ちがあります。
過去ではなく現役で大好きで、「ドッカンバトル」などでも今なお楽しませてもらっています。
「ドラゴンボールを知っている人口を増やしたい願望」が強くあります。
ただし「ドラゴンボールで伝えたい感動」が「今の時代のタイミングで見ていただいてもそこまで深く伝わるかな」とは思います。
ここでは「ドラゴンボールがなぜ好きなのか」ということについて、個人的に思うことを吐き出していきたいと思います。
「ドラゴンボールが好きな人」と
「ドラゴンボールの何にハマったのか知りたい人」にぜひ読んでもらえたらと思います。
30代くらいの方がいたら激しめに共感してもらえることもあるかもしれません。
「ストーリーなどのあらすじ」というより、
時代背景とともに、「当時自分がどう感じていたか、何を楽しいと感じているのか」について紹介したいと思います。
また、発売されたドラゴンボールのゲームなども合わせて、ドラゴンボールの世界に触れていけたらと思います。
ドラゴンボールがなぜ好きなのか徹底的に伝えたい
悟空幼少期編
自分自身、わけも分からずこの世に生まれて、めっちゃ田舎で生まれました。
なんとなく「垂れ流されているテレビ」を見たら「ドラゴンボール1話」がやっていました。
「トゲトゲのセンスあるかっこいい髪の毛」でなんとも言えない「心をくすぐられる絵のタッチ」で「赤い棒を振り回して戦っている感じ」という印象です。
コミカルで「明るくて楽しいな」と言う印象で見ていました。
当時はインターネットなどもなく、テレビが全てという時代です。
主人公の「孫悟空」は最初、「パオズ山」という田舎でおじいちゃんと二人で住んでいましたが
「育てのおじいちゃんが死んで、自給自足の一人暮らしをしているところ」で、
永遠のヒロイン「ブルマ」と出会い「そこから願いが叶うドラゴンボールを探す」旅に出ます。
自分自身もとても田舎出身なので、そういう冒険にでるというところが共感できるところもあります。
- 田舎で遊ぶコンテンツがとにかく少なかったのです。
子供の頃の「IQ30あるかないか」の状態で、ぼーっとテレビ見てて
常に「なんやかんや悪い敵と戦いながらドラゴンボール集まってわいわいやってるなー。面白い、好き。」って印象です。
話が進むと「空を飛んだり、手から、すごくかっこいい、謎の体内エネルギーを圧縮した技(かめはめ波)」を駆使して敵を倒していくようになります。
「亀仙人というエロいおじいちゃん( 最後まで使う技のかめはめ波を教えてくれる師匠)」が出てくるんですが、おじいちゃんのもとでクリリンという少年と修行をします。
※ちなみに「ドラゴンボールの食事シーンと修行をする場面が大好き」です。
話の途中で「神様に近い猫のかりん様とか神様」とか出てきて、
強くなるためには「心を鍛えねばならない」ということで
「精神的にとても高い水準のことを話していて衝撃」を受けました。
「お前頭で考えすぎ。考えるな」というようなことを神様の部下のミスターポポなどから指摘されたり、
かりん様という神に近い猫からは「淀みない心でいるように」と言うな教えを
「壺に入ってる水の波紋をなくすと底がきれいに見えるというような話を通して」指導を受けます。
世界を支配しようとしているピッコロ大魔王と戦うためです。
このあたりから
最初の「すごい軽い感じのギャグアニメ的な雰囲気」から
「どんどんシリアス」になり、
「あの可愛い性格の悟空」が「世界を支配しようとしているめっちゃ強いピッコロ大魔王と戦って勝つ」
というところでかなり胸が熱くなっていました。
ピッコロ大魔王を倒すあたり、熱い展開すぎて驚きました。
このあたりの印象は
- 「なにこれ心鷲掴みにされているんですけど。」って感じでした。
「ドラゴンボールが終わり」となっているのを確か新聞か何かで見た覚えがあり、とても残念な気持ちでいました。
「神龍の謎というファミコンゲーム」をやりまくっていましたが、「ブヨン」という敵の倒し方がわからずにずっと詰んでいたこともいい思い出です。
すぐに始まった「ドラゴンボールZ」
- 悟空が大人になって帰ってきた
当時は特に調べることとか情報もなくて、ドラゴンボールが終わることをとても残念に思っていたところ、
「ドラゴンボールがまたやるらしい」というような話を聞き、楽しみにテレビを見ていました。
伝えたいのは、基本、この時は「前情報ゼロで見ていた」ということです。
ジャンプなども読んでいませんでしたので
「アニメを見てストーリーを知る」という感じでした。
自分が何歳くらいなのか覚えてないけど「小学校1年~とかくらいだった」のかもしれません。
天下一武闘会に「ピッコロ大魔王の子供」が出るということで、「神様のもとで引き続き修行していた悟空が戻ってくる」というところなんですが、
- 悟空の再登場のシーンが「いきなり大人になっててかっこよすぎ」ました。
雨の中で、「古風な赤い傘をさしていて、顔が隠れて登場」し、「ターバンみたいのを巻いてて」誰かわからない状態で現れ、
- 「小さい子が風船を飛ばしてしまい木に引っかかったのをとってあげる」
という 「背が高くなったことを象徴するエピソード」付きの、
「少女コミック的な展開」で登場し、
ブルマが「誰なの?」と聞くと「おら悟空だ」と言う展開です。
あらやだ孫くんじゃないのいい男になって(ブルマ)
背が伸びてかっこよくなった悟空を見て、ブルマ、クリリン、亀仙人みんな驚きますが、
一番驚いていたのは自分でした。
- 「悟空でかくなってて、なんかいきなり大人になってる。」
かなり強烈で、変身願望などをすべて鷲掴みにされました。
その会は天下一が始まるので、ホテルでクリリンと同室で、久しぶりにベットで寝るみたいな終わり方でしたが、
めちゃくちゃかっこよくなっていて、「ドラゴンボールというアニメが帰ってきたこと」と同時に、「悟空が大きくなってかっこよくなっている」ことの衝撃はすごかったです。
完全に憧れの気持ちだったと思います。
その後のピッコロ戦は最高でした。
「釘付けになる」ってこういう事を言うんだなという感じです。
その後のサイヤ人編
このあたりで完全にドラゴンボールにはまってました。
- 一人のガチガチの信者の完成です。
突然来た悟空の兄貴によって悟空は地球人ではなくサイヤ人という戦闘民族だと言うことがわかり、衝撃でした。
ここからは地球ではなく、「宇宙に展開が進みます。」
敵だったピッコロと共闘して戦った結果、兄貴と相打ちになって、一度4にます。
「あの世」にいる「神様よりも偉い界王様」のもとで修行をして
ドラゴンボールで生き返り、帰ってきて、
更に強いサイヤ人のナッパ、ベジータと戦うのですが 、その時に
「界王拳」という
「全身赤いオーラに包まれて戦闘力を何倍も高める」という
- 「信じられないくらいかっこいい技」を習得して帰ってきます。
何が言いたいのかと言うと「信じられないくらいかっこいい」です。
全盛期の野沢さん、声、かっこよすぎです。
ヒーローは遅れて登場するという、テンプレの完成を見ました。
みんなのエネルギーを集めて攻撃するという「元気玉」という「ヒーローらしい大技」も会得しています。
このあたりのバトル展開はもう衝撃的でした。
ベジータの気で地球全体が震えるのですが、
地球と同じくらい自分自身も震えていました。
すべての楽しみは一週間に一回のドラゴンボールのアニメというレベルの信者になる
ここまでの一連の流れが強烈過ぎて、ファンが大量にいたと思います。
そして、このあたりからの展開はもはやアニメ界に燦然と輝く「一強的な大人気だった」と思います。
- 「フリーザ」という悪役と戦うあたりです。
「冷凍庫を英語でフリーザという呼び方だと知った」のですが「もはや自分にとってはドラゴンボールのフリーザの印象」しか残っていませんでした。
自分以外の子どもたちも、「ドラゴンボール」のおもしろさに衝撃を受けていたようで
田舎の学校でしたが、「学校中の男子が、完全にドラゴンボールにハマっていました。」
完全にドラゴンボールドラゴンボールです。
お母さんの買い物についていっては、
20円を握りしめて、ドラゴンボールのカード(カードダス)を買いあさり、「光るあたりカード」をコレクションし(今も保管)、
ゲームでは「激震フリーザ、スーパーサイヤ伝説、スーパー武闘伝等」をプレイし、(時系列多少適当)
夏休みには劇場版を見に行き、下敷きを買い
筆記用具等はドラゴンボールで統一し、
週一回のアニメの放送をドラゴンボールのゲームをしながら待っている。
目薬は「お目々が真っ赤だー」というCMを見てドラゴンボールの目薬を購入です。
ちなみに枕も、ドラゴンボールの「けして寝心地の良くない枕」とお母さんが作ってくれた手作りのブサイクなぬいぐるみと一緒に寝てました。
お菓子を500円分好きに勝ってもいいという時も、迷うことなく、高めのスカウター付きのお菓子を勝ってスカウター(戦闘力を図るかっこいい機械)を集めます。
「信者という表現を遥かに超えて、忠犬よりも忠実な下僕の誕生です。」
そんな下僕を支える親という構図です。
ナメック星編。フリーザという「宇宙レベルの悪」がいる。
USJでもなんとしてもナメック星を再現してほしいところです。
「地球のドラゴンボール」が破壊され、
死んだ仲間を生き返らせるため、
「ドラゴンボールがあるというナメック星に行く」ことになりましたが、
同じくドラゴンボールを狙っている「フリーザ」という「サイヤ人より強い宇宙レベルの悪と戦う」
という展開になりました。
超強敵のベジータも「フリーザ様」とか様付けしているし、
一番世の中のことを知っている界王様にも「さんざんあいつはやばいから近づくな」と煽られ続けていました。
実際、フリーザは、そもそも圧倒的なデザインで、
「ずっと変な乗り物に乗って浮いてて小柄で丁寧な口調」という底が知れない不気味な感じで描かれていました。
かなり残虐なことをしていて
当時、「これ勝てるんすか。」ってちゃんと思っていました。
フリーザ編の途中で実は「悟空のお父さんが、フリーザに挑んで殺されていた」
というような展開の話も挿入されてフリーザと戦う意味について味付けされていました。
その映画を見て、ものすごく深い気持ちになったのを覚えています。
悟空の顔でちょいワルな親父がかっこよすぎです。
基本BGMもやばめです。
フラフラになりながら血まみれで歩いているバータックの真似をしたくなりました。
血まみれかっこいい。的な。
- 「ザーボンさん、上部ハッチを開けなさい」
- 「えぇ!?!?」
という部分がなぜか異常に好きでした。
「フリーザ編はとにかく最高潮に盛り上がりまくっていました。」
- 俺はあと2回変身を残している。
- 私の戦闘力は53万です。
名言も大量に生まれました。
悟空もなんとか戦いに備えて
いつものように「ヒーローは遅れてきて圧倒的な力を見せる。」
という構図の通り
今回もベジータ戦での怪我を直して、遅れてナメック星に到着です。
途中、宇宙船の中で重力修行をして、100倍の重力で死にかけの特訓を繰り返し、
「体がないみたいなレベル」にまでたどり着いていました。
宇宙船で100倍の重力で筋トレしまくってて
「9998、9999、10000」と腕立てとかしてるシーンはすぐにパクってネタにしていました。
大好きな修行シーンです。
遅れを取り戻すべく、到着し、
「ご飯(息子)の頭に手を載せただけでなんとなく情報が読み取れ、今までの展開を把握する」
というような、
もはや神の領域に到達した悟空はフリーザの手下のギニュー特戦隊を圧倒します。
しかしギニュー隊長に体を乗っ取られ、結果、瀕死の状態となってまた、回復しないといけなくなりました。
スーパーサイヤ人の覚醒のところ
悟空がいない時はずっとぎりぎりで、悲惨です。
仲間のクリリンが「フリーザ第2形態」で角に刺さってゆさぶられたり
生き返ったピッコロが、 「フリーザ第3形態」にずっと陰湿な細かいレーザー攻撃みたいなのをアニメ30分まるまる受け続けるみたいなドン引き展開を経て
散々弄ばれた挙げ句、さらに
フリーザは最終形態へと進化します。
回復した悟空が「予定通り遅れて」やってきて
いよいよ一騎打ちになります。
「半分仲間みたいになったけど、心臓を撃ち抜かれて4ぬ間際のベジータ」に涙を流されながら「サイヤ人の敵をとって倒してくれ」と激励され、いざ決戦となります。
いい戦い風に見えるも徐々に差を見せつけられ
- 「足だけで戦ってあげる」とか
・「20倍界王拳をすでに使っているという絶望シーン」
などはさみながら、圧倒されていきます。
追い込まれて打つ「20倍界王拳かめはめ波」のあたりとか4ぬほどかっこいいです。
※ベジータ戦とフリーザ編の界王拳かめはめ波のかっこよさはヤバすぎます。
声がありえないくらいのかっこよさにしてくれています。
ナメック星の後半辺りからは毎回毎回見終わったあとの余韻が半端なかったです。
「1週間またしても待たないといけないんすか」と思っていました。
なのにようやく放送しても
「取り残されたブルマに石が落ちてきて危ない目に合う」とか、
「カエルになったギニューがボディーチェンジを企む話」とか、
「しょうもないやり取りで全然ストーリーが進まない」ということに「猛烈に早く続きみたい」と思っていました。
なんかの都合で「今週アニメは休みです」の時とかもう最悪でした。
おかげで今、「好きなアニメほど、ためてから見る」という癖がついています。
「焦らしプレイ」がたまりませんでした。
「すべての敵を最後に倒してきた元気玉」を食らわして、倒したと思ったらフリーザは生きていました。
「え?これどうするんすか。」
まじもう無理というタイミングで、クリリンも殺された時に
いきなり悟空がピクピクし始めて、雷落ちてきて、
「伝説の超サイヤ人」になりました。
この展開を一切ネタバレされずに、アニメだけを楽しみに見ていた自分にとって、
もはやここのかっこよさは、異常でした。
なんか変身する瞬間だけ、声めっちゃ低いし、顔も一瞬めっちゃ怖いし、
途中で「伝説の超サイヤ人なら勝てるかも」みたいなフリが散々あっての変身ですが、
IQ35くらいの当時の自分では展開の予想もできてなくて
大好きな悟空のいきなりの変身に「世界が変わったレベルの衝撃」でした。
デザインがかっこよすぎました。
ヘアスタイル等かっこよすぎて、金色のオーラーとかに完全にノックアウトされました。
あまりの出来事に、「あれ現実やったんかな」てことで夜寝れませんでした。
当然このあたりから髪を染める、金髪の若者が増えました。
一旦ここでまとめて終わります。
このあとも続きますがここまでの展開で小学校4年生くらいだったと思いますが、とりあえずここまでの感動を今でも大切に胸に秘めています。
このあとも素晴らしい展開が続きますが、
「ここまでのフリーザの辺りまでのリアルタイムの流れ」が
「間違いなくドラゴンボールを神アニメにした」んだと思っています。
そして「ゲームなどの秀逸さ」も合わせて不動のものになりました。
幼少期から小学校までの多感な時期に突き刺さった、まさにドラゴンボール世代です。
まとめ
どれだけの衝撃だったのかの部分をピックアップしてみました。
その後、人造人間編に入ったりしますが、
ここまでの流れでドラゴンボールは、何馬身差かつけて右に出るものがいなくなった神アニメへと君臨し今でも、若者世代と接点が持てる素晴らしいアニメになってくれています。
久しぶりに映画の復活のFがやるとわかった時は本当に感動しました。
これを読んで少しでもドラゴンボールに興味を持ってくれた方がいたら嬉しいです。
「価値あるものは無料」の、ネームの天空猫はかりん様を完全にパクっています。
ドラゴンボール超も連載しているのは知っていますが、まだ見ていないので引き続き、アニメになって楽しめる日を待っています。
最後まで読んでいただいた方がいたら、ありがとうございます。
ドラゴンボール好きな方が、
ドラゴンボールの良さを伝えたい方にこの記事とともに、
ご自身の思いも付け加え、お役立て願えればとても嬉しいです。
NEXT記事:ドラゴンボールZ復活の「F」が一番好きなので徹底的に学んでみた。
↑もしお時間あれば、ぜひともこちらをNEXT記事として読んで頂きたいです。
6年間寝かして「ドラゴンボールの凄さ」を語りたくてピックアップした映画となっております。