礼儀とは 辞書で調べても 「社会のきまりにかなう、人の行動・作法。
「そのような敬意の表し方」
とあるので間違いなく「礼儀は敬意を表すもの」です。
敬意を具体的に表す所作こそが礼儀です。
礼儀の所作さえ身につけておけば、どこに行っても恥ずかしくありません。
コミュニケーションスキルというのは 「相手に敬意を持ち、具体的な行動として礼儀のある振る舞いができること」だと思います。
この記事では「敬意を表す礼儀」とはなにかを深堀りして徹底的に考えて、読んでいただいた方が、コミュニケーションについてヒントを得る事ができれば嬉しく思います。
20代前半は自分も礼儀は皆無でした。
20代後半、 何百億も儲けていて、かつ社会的なステータスも高い、大きな人間性に触れた時、心の底から敬意と礼儀を持ちました。
ステータスの高い人達と過ごす中で、礼儀はかなり身につきましたが、身についただけで、まだまだで、非常に奥深い概念だと思います。
自分自身、正直それまですごく生意気な人間だったのですが、「初めて頭を下げることができる人間に会えた」ことで、礼儀というものが身につきました。
基礎を知らないとただ礼儀知らずと思われるだけです。
礼儀は大切【敬意の表し方を身につけておく】
礼儀を払いたいと思える人に会えるということは素晴らしい価値があると思います。
礼儀を学ぶ上で「まずは心から慕うことができる」ということが重要です。
礼儀なんて堅苦しくてたまらない話題ですが、極めて重要だと思うので、礼儀ということについて考えていきましょう。
最も重要なのは、「大切なのは小手先でなく気持ちです。」
敬意を持っていれば経験不足から礼儀を欠いた行動をしたとしても許されることは多いと思います。
とにかく感謝や、敬意を持てることが大切です。
礼儀と行ってもまずは難しいことではなく当たり前のことを積み上げていくことでいいと思います。
礼儀のある挨拶
相手の顔を見てしっかり立って、丁寧に気持ちを込めて爽やかに挨拶する。
これが驚くほどに難しいものです。
正直ここをないがしろにしている人は、できている人に比べて十中八九うまくいかないです。
とにかく「気持ちを届ける」ということがコミュニケーションです。
営業で利益をあげるだけでは面白くない【喜んで頂くための秘訣】
様々な人の相互関係で社会が成り立っていて、一人で生きれない以上、必要不可欠です。
仮に個人資産を何億も持っていて自分一人で生きていける場合でも、
「お金だけあるけど挨拶もできない人間だな」とむしろ目立つがゆえに後ろ指さされてしまう場合すらあると思います。
社会人としての常識はやはり必須だと思います。
敬意の表し方を身につけておく【頂いたアドバイスを最大限に尊重する。自分の頭で考えない 】
礼儀のある行動「頂いたアドバイスを最大限に尊重する」
自分に自信がない時ほど、小さいプライドを守りがちになってしまいます。
「時には自分の意見を完全になしにして従う」ということができないものです。
その道のプロに習う場合、ただただ言われたままに素直に、その人に従って行動できるかどうかが、自分自身を超えていけるチャンスです。
ものすごく細かく、多くを学ぶことができると思います。
その姿勢こそが礼儀だと思います。
礼儀は大切【数百億企業の社長と関わらせて頂いていた時の具体例】
礼儀というものを学んだ環境について具体例を挙げたいと思います。
取引先でかわいがってもらっている社長がいました。
社会的にも非常に有名な方でした。
その方に礼儀を尽くしていた例ですが、
- 社長を車で迎えに行く時に、必ずお茶を用意して、マンションの前まで到着し、立って待っていて、ドアを開けて閉めます。
- 誕生日はもちろん、好きなウイスキーの銘柄、スケジュールなど全てを把握して社長が忘れていることでもこちら側が覚えていて伝えます。
- 仕事で関係ある内容も前もって調べておいたり、必要な人脈を探したりします。
- プライベートでデートで旅行に行っているときも、取引先の社長から連絡が入ったらその日の彼女との旅行をキャンセルしてでも、戻って社長と一緒に時間を過ごします。 ※彼女と旅行中と言うのは気を使わすので言いません。
- 同席できない打ち合わせの際は12時間でも外で待機して待っています。
本当に礼儀を尽くしたい人の場合、そういう影働きをしてでも、ひたすらに尽くせるかどうかが大切です。
またそういう振る舞いに価値があると思えることが大切で、できる人は自らも通ってきた道なので、実は相手を見る時に見どころがあるかどうかをそういう視点で見ています。
信用は財産そのものです。
【まとめ】
最後の例は極端かもしれませんが、社会的なステータスが上がれば上がるほど、深い礼儀に触れていると思います。
礼儀は社会人として生きる上でとても大切にしています。
心から尊敬する相手に出会い、どうやったら喜ばせることができるのか考えて行動したものが礼儀です。
- 極力相手の手を煩わせない。
- 前もって布石を打って時間を無駄にしない。
- 連絡はすぐに返す。
- 好きな話題をふる。
考えればたくさんの答えがあると思います。
すべて、相手に対して具体的な行動で示すことが大切だと思います。
やらなくてもいいですが、「いざという時に集中してどのレベルまでできるのか」
ということがとても大切だと思います。
優秀な秘書のようなイメージでしょうか。
礼儀ある紳士的な振る舞いができるように常日頃意識しておくと、自然に力が身についていくと思います。
礼儀を取得していれば立場が下でも、能力と視野でコントロールできることはたくさんあると思います。
安売りすればいいというものではありませんがここぞという時にできるようになっておくに越したことはありません。
礼儀のある振る舞いというのはやられている側もやっている側も案外気持ちいいものです。
けして媚びへつらうわけではありません。
社会の仕組みを理解し礼儀という作法を提供できる自分になるということです。
そういうことが大切なんだと理解するだけで全然違ってくると思います。