何故人は生まれてきたのか【稲盛和夫の心を読んだ】

誰しもが考えたことのある課題だと思います。

なぜ生まれてきたのか?

考えることが無駄だと思いつつ考えずにはいられないテーマだと思います。

恥ずかしながら初めて(2019年7月)稲盛和夫著:心を読みました。

何故人は生まれてきたのか【稲盛和夫の心を読んだ】

本の内容は生まれてずっと考え続けてきたこの答えを整理するきっかけになりました。

自分なりの答えは

【結論:生きている状態でないと真我に触れることはできないのではないか】

そう感じました。

(稲盛さんの本では真我でしたが、ハイヤーセルフ、アラヤ識等色々な呼び方があると思う)

※ちなみに最初に言っておくと稲盛さんの本に「生きている状態でないと真我に触れることができない」とかは書いてませんでした。

完全に主観ですのでお願いします。

「真我」とはなにかなどお伝えできればと思います。

【稲盛和夫:心を読んで、本内の良かったところの紹介】

  • 悪いことが起こったら自らの業、因果が一つ消えるから良かったと思うという発想
  • 人間力✕情熱✕能力で「人間力がマイナスなら結果全部マイナスになる。」
  • だから人間力大事って考えは非常に参考になりました。
  • 皆が可愛いという子供に対して、案外残酷なことしてるとかって文章も良かったです。

人間の心を5個に分類し

  • 「知性、感性、本能」
  • 魂「真我が経験や業をまとったもの」
  • 真我「心の中心にあって核をなすもの。宇宙そのものとつながってて、そこは真善美でできている」

という考えが参考になりました。

個人的に魂と真我を分けている所が良かったです。

稲盛和夫の名著:心。を読んだことのない方はこちら

【なぜ産まれて生きてるのか。【生きるのは大変なこともある】】

又個人の意見に話を戻しますが、

そもそも生きてるのって大変こと多いな。

とすごく思ってます。

ちなみに今想像以上に十分幸せです。

仕事もプライベートも満足しています。

不自由はしていないはずです。

だけど漠然と辛い時があります。

偉い人が仏教で考えても世の中は「四苦八苦」と言ってて

※四苦(生病老死) 

この考え方とか見ても生きるから老いることって書いてあるし「そもそも生きるから死ぬまで全部辛いってことなの?」

と思います。

熱が出ればしんどいし。怪我したら痛い。

  • 何故そんな世の中に生まれてきたのか?
  • この世に生まれてくるってなにか魂的にやらかした罪人なのか?

この世は牢獄とか言う説を唱える人までいます。

【なんか様々な素晴らしい経験しても、割に合わない】

って思いはあります。

自分なりにそうまで辛い世の中に生まれてきたことに対して納得の行く答えを探してきたけど全然見つからなかったです。

例えば生まれてきた子供に、

「この世の中に生んでくれって言った覚えないし、生んでほしくなかった。」

って言われた時に返す言葉ないなと思ってもいました。

【結論:死んでる状態の時には真我を感じることができないのではないか】

「この体、脳を持った生きている状態でしか真我という感覚に触れることができない」

それを味わうために自ら生まれるという選択して生まれてくるんじゃないか。

という結論に至りました。

【まとめ】

今の所、人類は大切な親、愛する人がみんな消えてしまうことから逃げれていないです。

自分としては、周りの人達が大好きだからこそ、このことが悲しいです。

「大切な人が心の中では生きている」と言っても本当は全然納得ができないものです。

このことに向き合わずして他のことに目を向けて過ごせないくらい重要でした。

我々は四苦八苦の世の中と理解しそれを踏まえた上で、自ら

「この真我という感覚に触れるために生まれてきたのではないか。」

そう思うと少しでもこれから先の人生はこの高い感覚から目をそらして過ごしたくないと思います。

最も人生でストレスがかかるランキングっていうのがありますが

  • 1位配偶者の死
  • 2位親族の死
  • 3位友人の死
  • 4位家族の病気や怪我
  • 5位離婚

確かにこんなこと起こったらストレスかかりますよねぇ。

生まれてきてこんなにも辛いことを経験しないといけないのは萎えます。

そんなつらい経験をしてまで、生まれてきた意味が真我にふれることだとしたら、なんとしても触れたいです。

大切な人たちと別れなきゃいけない世界に生きてるのであれば、なんとしても生きてきた意味を全うし、真我に触れたいと強く念じて幸せの感覚から目をそらさずに感じ続けていたいものです。

何があっても幸せから目をそらさない覚悟を持って幸せを感じ続けその先に真我を味わう。

心を定めて歩き始めたほうが良いところへ向かえそうです。

これからの人生はこの路線で行こうかなと思っています。